私が一番楽しんでいたかも知れません
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今日の「アニメーション論」は、私が一番楽しんでいたかも知れません。先週お見せした世界最初のアニメーション『哀れなピエロ』(シャルル・エミール・レイノー)に始まり、ジェームズ・スチュアート・ブラックトンの『愉快な百面相』、エミール・コールの『ファンタスマゴリ』、アール・ハードの『Bobby Bumps' Fourth』、さらには、和田淳さんの『係』、『鼻の日』、『わからないブタ』、『春のしくみ』と上映しました。和田さんの作品にはとまどっていましたが、「平成時代のアニメーション作家」と呼ばれる強烈な作品は印象として残ったようです。そこには、①独特の世界観があり、②個性的な絵にアナログ的な魅力があり、③繰り返しの効果があり、④音についても手触り感のようなものがあり、⑤日本の伝統的な絵画スタイルを感じさせながら、⑥実写では描き出せない世界を描くことができていると思います。このようなアニメーションにもっと触れて欲しいですね。

午後からは、上の写真の会場で個展を終えたばかりの浩美君と「卒業研究1」内容についての協議をしました。彼はホイスコーレ札幌のアシスタントとしても活躍しています。
by manabinomori | 2015-04-22 20:59 | 授業 アニメーション論
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