全員が主人公~音威子府小学校の学芸会
 先日、音威子府小学校の学芸会を見させていただき、今まで経験したことのないような新鮮な感動を覚えました。札幌の小学校の学習発表会は、仕掛けが大がかりで、合唱・器楽・劇などのレベルも高く、ちょっとしたコンサートのような様相です。しかし、いつも何かが欠けていると思っていました。それは、学年としてのまとまりは見えても、子どもの個性が見えないということです。
 音小の学芸会では、一人ひとりの子どもの声や表情をしっかり感じとることができます。主役であろうが、脇役であろうが、子どもたちはそれぞれの場面で、きらきらと輝いています。まさに全員が主人公で、お互いに協力し合っているのです。これはとても大切なことです。そして、保護者のみなさんが、温かく子どもたちを応援しています。この連帯感が音小の学芸会の素晴らしさです。
 高学年の器楽は、選曲も素敵で、人数の少なさを感じさせない力強い演奏でした。劇「オールウェイズ~4丁目の朝日~」は、子どもたちのオリジナル作品ですが、とても感動的な構成です。演技はもちろんのこと、バックに描かれた絵も印象に残りました。PTAによる合唱も良い企画です。ギター演奏に合わせた「大きな古時計」は、間違いなく子どもたちに感動が伝わったと思います。ありがとうございました。
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<「学びの森」平成18年10月17日第10号より 撮影Snoy DSC-R1 >
by manabinomori | 2006-10-16 14:52 | おと高&音威子府村
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