<3年生の感想> ○みんなでつくったものがひとつになって感動しました。素晴らしい経験でした。 ○大学生の方が創造力豊かでよく考えられていたけど、工夫して頑張りました。 ○すごくおもしろかった。みんなで楽しくつくることができました。 ○大学生は張り切っていた。レベルの差を感じたけど、とても勉強になりました。 ○大学生は様々な素材を使っていたので、負けられないと思って頑張りました。 ○子どもたちが喜んでくれてうれしかった。つくって良かったと思いました。 本校生は、大学生と比較して創造力に欠けていることを自覚しています。それは導入段階からの意識の差に他なりません。具体的には「集中講義」と「総合的な学習の時間」の差であり、「アート」と「模型」の差です。同じ土俵での制作ではありませんでしたので、大学生と比較するのはかわいそうですが、本校生はここで多くのことを学んでいます。作品には創造力(テーマ、アイディア、工夫)が必要であること。様々な素材を使うと独創的な表現ができること。作品は展示してはじめて作品として成立すること。そして、芸術(アート)とは何かということです。これらのことを学べたことは大きな成果でした。限られた時間の中で、大学生から刺激を受け、全力で制作しました。こんなに楽しそうに制作する姿はみたことがありません。完成したときの喜び、銀河鉄道がひとつにつながった時の感動、小学生から「こんな世界にすみたい」と喜ばれたことなどは、努力したからこそ得られたものです。この経験はこれからの制作活動に生かされるでしょうし、素敵な思い出として生涯の財産になることでしょう。 <小・中学生の感想> ○いろんな世界があってすごかったです。芸術を感じました。(小5) ○身近なものを使いすごいと思いました。特にゼリーカップが印象に残りました。(小6) ○一つ一つの作品に意味があり、楽しくみることができました。(小5) ○この世界を汽車で走ってみたい。(小5) ○不思議な世界や童話のような世界でいっぱいだった。美術の授業でいかしたい。(中2) ○工夫しているところがたくさんあり見応えがありました。(中1) 未来の世界に憧れ、金魚に驚き、たくさんの手に恐怖を感じ、アラビアンナイトのお姫様に憧れ、きのこの可愛さに喜び、海の美しさに感動し、蝶々に感心し、ガラスの美しさにひかれ、巨大な石膏に驚く…。こんな楽しく夢のような世界を列車で走りたい。それが子どもたちの感想のようです。とにかくそれまでみたこともないSF映画でもみるかのように、驚きの連続だったようです。もしかすると、これまで経験したことのない新鮮な衝撃として心に刻まれたのかも知れません。「手がとても怖かった」という感想は、子どもたちが大人よりリアルに作品をとらえている証拠です。今回の作品発表は、美術館などで行われている小中学生向けのイベントより、はるかに楽しく美術の可能性を教えることができたように思います。こういう美術(図画工作)教育は大切です。最後に行われた発表会では、難しい説明もありましたが、小学生は真剣に聞いていました。それは間違いなく作品の素晴らしさがそうさせたのだと思います。創造性に満ちた夢のある作品は、子供たちの心を釘付けにすることができるのでしょう。 私が嬉しかったのは、大学生が質の高いアートを制作したということです。これからの北海道の美術を活性化させるためには、大学生のレベルアップが必要です。そのことが将来につながっていくのです。今回はそれに十分応え、期待を抱かせる結果となりました。彼らのこれからの制作活動がとても楽しみです。 二上正司先生、羽子田龍也先生、生徒を参加させていただき、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。夢のような4日間でした。こういう高大連携もいいものです。機会がありましたらまた本村をご利用下さい。 最後に、身内ではありますが、本校で指揮した野村幸伸教諭と関係職員にも感謝の気持ちで一杯です。その努力があったからこそ、この感動を生み出すことができたのですから。
by manabinomori
| 2007-06-17 22:14
| おと高 銀鉄&壁画
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