荒井先生は日本の「意匠(いしょう)と文様」についての講義をされました。
北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の波について説明しています。
「花鳥風月(かちょうふうげつ)」とは、天地自然の美しい姿(広辞苑)とあります。文様のテーマとして日本で親しまれてきた「花鳥風月」は、装飾から生活用具にいたるまで幅広く用いられ、19世紀にはアール・ヌーボーや印象派の人々にジャポニズムとして大きな影響を与えました。荒井先生は、江戸時代の文化から様々な例を出され説明されました。江戸時代の300年に「日本らしさ」が生まれて定着したこと、お土産文化が日本の文化を育てたことなど、興味深いお話しもされました。