「学びの森」第29号(平成20年2月29日)
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「学びの森」第29号です。なんとか完成しました。三送会、高大連携などの特集です。

PDFファイルにてご覧になれます → 学びの森(第29号)

素直になったとき、本当の涙が流れる(全校生徒の心が一つになった三送会)

涙は美しい。そのことを誰もが実感した夜になりました。1月31日、午後7時から行われた三送会(3年生を送る会)は、3年生に感謝の気持ちを伝え心に残る内容にしようと、寮生会が準備を進めて来ました。印象的なオープニングムービーから始まり、パフォーマンス、ランキング、生徒や教職員によるビデオメッセージ、私のオリジナルビデオ、ISTの斬新なビデオ、3年間の写真を収録したビデオが上映されました。それは最後の別れが近いことを意識させるとともに、3年間で大きく成長した3年生の姿を感じさせるものでした。

次に1・2年生が前に出て合唱を披露しました。小田和正の『言葉にできない』です。「♪あなたに会えてほんとうに良かった」「♪嬉しくて嬉しくて言葉にできない」というフレーズが体育館にこだまし、全員の心が一つになりました。3年生は田坂さんのピアノ伴奏と、栗原君の指揮で『旅立ちの時』を歌いました。とても感動的です。

3年生がステージに登壇し、三送会はクライマックスを迎えます。担任の手塚教諭が一人ひとりにメッセージを伝えます。担任の優しさが伝わります。それを受け今度は生徒一人ひとりがメッセージを伝えます。みんな涙でクシャクシャです。「みんなに会えてよかった。みんなのこと大好きです。」「迷惑ばかりかけ、手塚先生に感謝しています。ありがとうございました。」「音威子府に来て、みんなと仲良くなれ、かけがえのない友達ができました。」「ここに来て自信がつきました。卒業したくない。みんなと一緒にいたい。」「みんなバカみたいに優しい人ばかりで、家族みたいで幸せでした。」「中学時代は人が怖くて眠れなかったけど、ここでは私を認めてくれ、褒めてくれました。」「絵が描きたくて来ました。大きな絵も描け来て良かったです。」「人と話せなかった自分が話せるようになりました。」「先生や仲間に感謝の気持ちで一杯です。」「みんなが自分のことを真剣に心配してくれました。」「中学時代いじめられてましたが、ここには自分の居場所がありました。」「最高の友達をつくることができました。」 涙がとても美しく感じられました。
 
最後は担任によるギターの弾き語りです。ウルフルズの『僕の人生の今は何章目ぐらいだろう』を熱唱(写真)しました。こうして三送会が終了しました。終了したのは午前0時近くです。辛かったこと、苦しかったこと、いままで誰にも言えなかったこと、それらが涙と一緒に流れました。こういう感動はテレビドラマでは決してつくり出すことができないものです。涙が過去の自分を流し去り、新たな自分をつくりだしているかのようです。

本校には中学時代に不登校や辛い思いをして入学して来た生徒もいます。その生徒が3年間でこんなにも立派になりました。お互いがお互いを認め合いながら、美術工芸教育や寮生活をとおして立派に成長していったことを実感させられました。

北海道東海大学で高大連携授業

2月14日、旭川市デザインギャラリーと北海道東海大学を会場に高大連携授業を実施しました。参加したのは2年生です。デザインギャラーでは大学生の卒業研究作品展とハンス・J・ウェグナー追悼展を鑑賞しました。大学では名作椅子に座りながら織田憲嗣先生の講義を受講しました。授業で習った名作椅子に触れたり、大学生の作品に触れることは、生徒にとって大きな刺激になったようです。生徒はキラキラ目を輝かせていました。時間が足りないと感じたほどです。また、織田先生によるデザインギャラリーと大学での講義は、椅子の歴史や在り方ついて学ぶことができる貴重な時間となりました。これからの制作に間違いなく生かされることでしょう。

高柳萌君が標語コンクールで優秀賞を受賞
「科学とは 時間と努力の 芸術品」(受賞標語)

文部科学省の第49回科学技術週間標語コンクールには、全国の小・中・高校生から10,160点の応募があり、最優秀作1点(中学生)、優秀作15点(内高校生2点)を選びました。その優秀賞に高柳萌君の標語が選ばれました。おめでとうございます。

全国高校スキー大会で健闘したクロカン部

全国高校スキー大会の男子40kmリレーは、絶好調だった外舘君がケガでリタイアするというアクシデントがありました。それでも山崎君、館野君、青野君、大山君が頑張り15位になりました。急遽出場することになった大山君は、精神的にも肉体的にもきつかったと思いますがよく頑張りました。男子15kmフリーは、ケガをしながらも外舘君が16位、館野君が26位、そして男子10kmクラシカルは山崎君が27位と健闘しました。

道展U21に美術部と有志が出品、大活躍
清武昌君、飯村大吾君、洞口友香さん、吉成茜さん、佐藤万里菜さんの5人が奨励賞

今年からスタートした道展U21では、本校生が大活躍しました。出品した美術部はもちろんですが、有志で工芸作品を出品した新井田君、古西さん、佐藤さんも入選しました。しかも奨励賞を清武君、飯村君、洞口さん・吉成さん・佐藤さんの5人が受賞しました。おめでとうございます。受賞者数は学校別では最多でした。
by manabinomori | 2008-02-28 21:58 | おと高 学校経営
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