赤ちゃんとの触れ合い体験学習
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 赤ちゃんとの触れ合い体験学習を保健福祉センターで3年生を対象に実施しました。目的は乳児との触れ合いをとおして親になることの意味と責任、生命の尊さを肌で学ぶことです。当日は保健師さんから妊娠から出産までの仕組みや、急増している性感染症についての講義を受け、その後赤ちゃんと触れ合いました。
 生徒の感想は「とてもよい体験ができ、優しい気持ちになれました」「保育士になりたいので大変勉強になりました」「自分の両親も苦労したんだなぁと考えさせられました」「母親の大変さがわかりました」など様々でした。ありがとうございました。

<「学びの森」平成18年12月22日第15号 写真は本校教諭>
# by manabinomori | 2006-12-22 12:55
創作教師集団『IST(イスト)』
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                    (Artwork by IST)

 教師は授業をするだけの存在ではつまらない、生徒に刺激や影響を与えるぐらいの個性や創造力が必要であるというのが私の教師論です。本校には『IST(イスト)』と呼ばれる創作集団があります。活動は映画、音楽、ダンス、魚釣り?など多義に渡っています。先日の寮祭では現在製作中の3作目の映像の一部が公開されました。創造性と遊び心に満ちた教師が生徒を刺激するのはよいことです。生徒もそれを楽しみにしています。まさに『IST』は舞台裏から本校の創造性に活力を与えているのです。

<「学びの森」平成18年12月22日第15号>
# by manabinomori | 2006-12-22 12:52 | 趣味 映像
横山光輝の世界展
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 横山光輝の世界展に行きました。私は『鉄人28号』の原画を見ることができて、大変幸せでした。それを連載していた雑誌『少年』は宝箱のような存在で、本誌の迫力あるカラー絵、その続きとしての別冊付録、組立付録などが大好きでした。私はそれをいつも枕元に置いて寝ていました。いまでも部屋の奥には当時の『少年』や別冊付録が眠っています。1963年にモノクロアニメとして『鉄腕アトム』に続きテレビ放映された『鉄人28号』は大変な衝撃でした。第1回の放送を見たあと眠れなかったのを覚えています。
 横山の作品は少年に絶大な人気がありましたが、女の子には人気がありませんでした。大好きだった『鉄人28号』『バビル2世』『ジャイアントロボ』『グランプリ野郎』などのスピード感あふれるスリリングな作品は、明らかに少年の夢やロマンに訴える作品だったのです。ルーカスの映画『スターウォーズ』がそうであったように、横山は少年が求めていたロマンをマンガという手法を使って表現してみせた最初のマンガ家だったように思います。

<「学びの森」平成18年12月22日第15号>
# by manabinomori | 2006-12-22 12:47 | 趣味 漫画
第1回学校評議員会議
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平成18年度学校評議員(敬称略・五十音順)
織 田 憲 嗣(北海道東海大学教授)
門 松 昌 彦(北海道大学中川研究林林長)
河 上    實(アトリエ3モア館長)
冨 沢 裕 子(画 家)
山 崎 彰 俊(PTA会長)

 11月10日、第1回学校評議員会議を校長室にて開催しました。学校評議員会議の目的は「学校が保護者や地域に運営方針を明らかにし、その理解と協力を得るとともに、学校外の有識者等の参加を得て、学校運営に対する幅広い意見を集約し、本校教育の改善・充実に資すること」になっています。本校にとっては初めての会議になります。
 学校評議員には、それぞれの分野で活躍され、本校の教育活動にも関係が深い5名の方にお願いしました。会議には本校教職員も参加するとともに、生徒の発表場面も設定しました。
 学校紹介を担当したのは、生徒会長の吾子晴香さんと副会長の笠松隆太君です。パワーポイントやビデオを使いながら、しっかり説明していました。
 その後、学校経営方針・学校課題を説明させていただき、最後に各分掌・学年・工芸科・寮務部の現状報告をさせていただきました。学校評議員の皆さんからは、次のような意見・要望をいただきました。

織 田 憲 嗣 様
 高大連携によって生徒を育てたい。東海大学からの出張講義を年8回実施するとともに、生徒が大学の「デザインスクール」に参加したり、大学の工房を訪問し「北方コレクション」の椅子や日用品に触れ、感性を磨かせたい。また「バードハウス」による「村おこし」を実現できないか検討したい。全国規模の「くらしの中の椅子展」への出品についても協力したい。
門 松 昌 彦 様
 「いじめ」が問題になっている。寮で過ごしている生徒たちは、精神的な逃げ場がないのではないかと心配する。寮生活での温かい指導をお願いしたい。

河 上  實 様
 「エコミュージアム」でのボランティア活動に生徒が熱心に参加している。授業で学んだことが訪問者への「木工体験」の指導に生かされている。本州からの訪問者には対応の良さに感激して再会の要望があった。「ものづくり」をとおした教育の成果が「優しい心」を育てている。今後も創造性を育てて欲しい。

冨 沢 裕 子 様
 生徒は忙しい中で頑張っている。もう少し近隣の生徒が入学するようになると良い。そのための工夫が必要ではないだろうか。

山 崎 彰 俊 様
 村内の学校間連携は、生徒へ良い影響を与えている。文化祭での「木工体験教室」や「クリーンおといねっぷ」などでは地域の子ども達との交流が深まり、豊かな心を育てる上で評価できる。今後も学校間連携や高大連携などを推進して欲しい。

 これらのご意見につきましては、今後の教育活動に生かしていきたいと思います。

<「学びの森」平成18年12月11日第14号  写真撮影/前田健浩>
# by manabinomori | 2006-12-12 12:51 | おと高 学校経営
咲来小学校「100周年学芸会」
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 11月12日、咲来小学校の100周年記念学芸会に参加させていただきました。8名の子どもたちを中心にしながら、保護者の皆さん、教職員の皆さんが一体となって行われた印象に残る学芸会でした。
 特に全校児童による劇『咲来小学校百年物語』は、40分にも及ぶ大作でした。セリフを覚えるだけでも大変なのに、子どもたちは完璧に演じていました。咲来小の歴史を時代ごとに紹介していくアイディアからは、子どもたちと先生方の強い情熱が感じられました。地域の皆さんも、昔を思い出しながら真剣にご覧になっていて感動的でした。
 また、徹底的に衣装にこだわったPTAによる『ねずみのすもう』、いつ練習したの?と聞きたくなる職員による劇『劇団しちにん』などは、それぞれが楽しみながらも、親として、また教員として、子どもたちへの愛情が感じられるものでした。
 このように、みなさんの温かさにつつまれながら、子どもたち一人ひとりが生き生きと活動できることは幸せなことです。たった8人の学芸会とは思えない、咲来小学校らしい素晴らしい内容でした。ありがとうございました。

<「学びの森」平成18年12月11日第14号  写真提供 音威子府村立咲来小学校>
# by manabinomori | 2006-12-12 12:43 | おと高&音威子府村
デスノートの魅力
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 高校生や若者に大人気の映画『デスノートthe Last name』を観ました。デスノートとは、そこに名前を書かれた人が死ぬことになるノートのことです。主人公の夜神月がこのノートを拾い、裁かれていない犯罪者たちを次々に殺害していきます。彼は救世主『キラ』と呼ばれるようになりますが、いかなる理由であれ殺害は許さないとする『L』が現れ死闘が始まります。
 原作・大場つぐみ、作画・小畑健のコミックを映画化したもので、マンガ単行本は12巻のトータル販売数が2100万部という大ヒットを記録し、後編はオープニング3日間で興行収入12億900万円、すでに観客動員は320万人を突破しています。その現象は日本だけではなく、香港、台湾、タイ、韓国などのアジアで、日本の実写映画としては空前の大ヒットになっています。
 なぜこれほどまでにこの映画に熱狂するのでしょうか。そこには二つの理由が考えられます。一つは天才『キラ』と天才『L』というキャラクター設定のおもしろさ、二人の頭脳戦による駆け引きがスリリングで魅力的なことです。これはアクション中心のハリウッド映画にはないものです。日本人が好む繊細な心の動きや予想を超える展開もまた魅力になっています。
 二つめは、現代社会に潜む問題を、「デスノート」や「死神」というモチーフを使いながら見事に表出させていることです。犯罪が多発している現在において、理不尽な犯罪へのアンチテーゼが感じらられ、正義とは何かという問いかけがそこにはあります。もちろん原作のコミックが世界中でヒットしたことが下地になっていて、世界における日本マンガのパワーが感じられます。
 しかし日本映画が、これほどまでにアジアを席巻してしまうのは異例です。ハリウッドからリメイクの話が来ていますが、できればこのまま欧米で上映して欲しい作品です。もしリメイクせず欧米でヒットすると、アニメ・マンガ・ゲームに続く日本文化の海外進出につながるでしょう。

<「学びの森」平成18年12月11日第14号より>
# by manabinomori | 2006-12-08 16:46 | 趣味 映画
夢をあきらめない~教育大に合格した高井諭志君
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 たくさんの人に助けてもらいましたので、 
 合格を知ったときはホッとしました。
 それから嬉しさがこみ上げてきました。

 高井君が自分の夢を実現させた瞬間、職員室は歓声と喜びにつつまれました。難しいとは分かっていながらも、その夢に向かって必死にチャレンジする高井君、そしてそれをサポートする先生方、そのチームワークの良さは見事でした。それが北海道教育大学岩見沢校の合格(AO入試)につながったのです。
 それだけに、高井君にかかるプレッシャーはとても大きなものだったと思います。嬉しさより先にホッとしましたという感想にそのことがあらわれています。まさに、「努力すれば夢は実現する」という見本を示してくれたのです。

 学校祭の演劇では脚本もつくりました。
 札幌では路上ライブもしました。

 このように、高井君の才能は絵を描くことだけではありません。オリジナル曲で路上ライブをしたり、学校祭の演劇で脚本や演出を担当するなど、まさにマルチアーティストそのものです。自分の才能を信じ、どんなことにでもチャレンジするところが魅力です。
 一方では、生徒会長や寮生会長などを歴任し、リーダーとして、あるいはムードメーカーとしても活躍しました。お笑い芸人になりたかったというだけあって、周りにはいつもたくさんの笑顔がありました。

 おといねっぷ美術工芸高校のよさは、
 創造することの楽しさが学べ、
 お互いを尊重でき、
 制作に集中できることです。

 この学校では、たくさんのいい先生と仲間に出会えました。普通の高校に行くよりはるかに意味があります。そうも力説してくれました。
 そんな高井君の幼少時代は、外に出るのを嫌がり、一人部屋の中で絵を描いたり、虫を集めるのが好きだったそうです。まるで手塚治虫のようです。その興味・関心が、今の制作にもつながっています。

 表現することは自分と対話することです。
 人とのコミュニケーションも生まれます。

 本校で制作する中からそのことを学んだようです。大学(芸術文化コース)では、それをさらに研究し、創造することの楽しさや素晴らしさを多くの人に伝えたいと考えています。
 高井君の良さは、「夢をあきらめない」「人と違うことをする」という姿勢を一貫して持ち続けていることです。それが今回の結果にもつながっています。夢の続きである「美術の先生」をめざし、大学でのさらなる活躍を期待します。本当におめでとう。
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写真は幼児センターで木の玩具の説明をする高井諭志君。AO入試に向けて、園児の皆さんに玩具で遊んでもらいました。ご協力いただいた幼児センターの笹木敏勝園長先生はじめ皆様方に、心より感謝申し上げます。

<「学びの森」第13号平成18年11月14日 写真Sony DSC-R1>
# by manabinomori | 2006-11-14 10:18 | おと高&音威子府村
ジョン・レノンの『イマジン』を聴こう
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2000年に発表された『イマジン~ミレニアム・エディション』は、ジョンのボーカルがよりクリアになった高音質CDです。

 高校生にぜひ聴いてもらいたいアルバムとして、ジョン・レノンの『イマジン』があります。
 このアルバムのトップを飾る曲『イマジン』は、ジョンが死去してからイギリスで1位になり再評価されました。今では英語の教科書にも採用され、20世紀を代表する名曲として、アテネオリンピックの開会式や国連でも歌われました。
 『イマジン』が発表された1970年は、まだアナログ・レコードの時代で、高校生だった私の楽しみは、FMで放送されるビートルズの曲をラジカセに録音して聴くことでした。
 高校時代は下宿していましたので、小遣いがほとんどありません。したがって昼食代を貯めてカセット・テープを買っていました。昼休みは苦痛でしたが、ビートルズを聴けるのであれば空腹ぐらいたいしたことではないと我慢したものです。
 アルバム『イマジン』はカセット・テープがすり切れるぐらい聴きました。その中に心をひきつけてやまない曲がありました。それが『ジェラス・ガイ』です。悲しくも美しいメロディと、せつせつと歌うジョンの声を聴いていると、涙が出そうになります。バックのピアノ、ベース、ストリングス、そしてジョンの口笛も素晴らしく、ここまで心に迫ってくる曲を聴いたことがありませんでした。
 この曲は「嫉妬」をテーマにしています。人間にとって、恋愛ほど素晴らしいものはありません。しかし恋愛ほど不安定なものもありません。恋愛には人を変えてしまうほどの強さがあるのも事実です。その恋愛で必要なもの、いや人間として生きていくために必要なもの、それこそが「素直さ」であるとこの曲は歌っているように思います。
 『オー・マイ・ラヴ』『ハウ?』『オー・ヨーコ』なども名曲です。ジョンは、ビートルズの中期からヒットチャートの上位に入るための曲づくりをやめました。特に解散後は、私小説のように自分をさらけだした曲をつくり続けました。『イマジン』の前に発表した『ジョンの魂』はその極めつけです。
 楽しい曲もいいでしょう。でも高校時代には、ジョン・レノンの『ジェラス・ガイ』ように、心の奥底にまで迫ってくる曲も聴いて欲しいと思います。

<「学びの森」第13号平成18年11月14日>
# by manabinomori | 2006-11-14 10:11 | ビートルズ あれこれ
自然との共存~中川研究林公開講座に参加して
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 11月8日、北海道大学中川研究林の公開講座「知られざる音威子府村の自然」に参加しました。音威子府の自然と動植物について紹介していただけるということで、とても楽しみにしていました。研究林の池上佳志先生の講演は、数多くの写真を使った、丁寧でわかりやすいものでした。
 音威子府に住み始めてから、いつも鳥のさえずりに癒されてきました。朝に夕に聞こえてくるその鳴き声は、まるで心地よい音楽のようでもあります。しかし、村にどんな鳥が住んでいて、鳴いているのがどの鳥かなんて考えたこともありませんでした。
 講演で驚いたのが、音威子府には天然記念物や絶滅危惧種に指定されているワシやタカがいるということです。彼らは鳥の中ではもっとも大きく、肉食で、生きるためにはそれなりの自然環境とエサが必要であり、それが音威子府の森にはあるというのです。
 豊かな自然の中でしか生きられない鳥たちが、私たちの村にはいるのです。その話を聞いただけでワクワクしてしまいます。日本で一番大きなキツツキであるクマゲラも生息しています。音威子府の森は、鳥たちにとっては楽園なのかも知れません。
 鳥ばかりではありません。音威子府にはサンショウウオやモモンガなどの貴重な生物も生息していることを知りました。中川研究林では、野生動植物の生態解明までしています。赤外線センサー付き自動撮影カメラがとらえた動物たちの写真は圧巻でした。
 私たちは動植物と共存しています。私たちは地球に豊かな自然があるからこそ生きられるのです。エゾシカが車と接触したり、ヒグマがあらわれると、一方的に彼らが悪いように思われがちですが、なぜそうなるかを知ることも必要です。池上先生が言われるように、この豊かな自然の中で、お互いに不利益のない生活ができることが大切だと思いました。

<「学びの森」第13号平成18年11月14日 写真Sony DSC-R1>
# by manabinomori | 2006-11-14 10:07 | おと高&音威子府村
保護者からのメッセージ 馬場 希さん
 不安から自信へ
 後志の赤井川村出身の息子と「おと高」との出会いはクロスカントリースキーが切っ掛けのため、美術・工芸に力を入れている事は聞いていましたが、具体的にどんな学校なのか、地域的にどんなところなのかは体験入学に訪れるまではあまり知識も無く、村立高校という響きにだけは親近感を覚えていました。息子はどちらかと言うと不器用なので「寮生活等の人間関係」や「美術・工芸の授業」に不安は持っていたようですが、音威子府での生活がスタートすると、その不安が消えるまでにさほど時間は掛からなかったようです。今子供たちを取り巻く環境は、どちらかというと人間関係の構築や自分に自信を持つことが難しい場面が多くなっていますが、音威子府での田舎暮らしと寮生活、そしてものづくりの環境は、子供達に思いやりと助け合いの心を育て、自分に自信を持つチャンスを与えてくれていると思っています。息子もここで不安を自信に変えチャンスを掴み、来春道外の大学で新たな生活をスタートさせる準備を進めています。


 「一日体験入学」特別号を発行するにあたり、3学年保護者の馬場 希さんに寄稿していただきました。お忙しい中ありがとうございました。心から感謝申し上げます。

<「学びの森」第12号より>
# by manabinomori | 2006-11-08 11:22 | おと高 学校経営
全国の中学生と保護者のみなさんへ②
みなさんの疑問にお答えします。

1 先生方ってどんな人?
 若くて意欲的な教員ばかりです。補習や部活動などでは放課後も粘り強く指導します。生徒のためなら何でも相談にのってくれる誠実な先生ばかりです。工芸科の教員は村のアーティストとしても活躍しています。

2 先輩は怖くないの?
 明るく元気な先輩はいますが、威圧するような先輩はいません。面倒見がよく、素直でやさしい性格の人が多いと思います。もちろん、ものづくりや絵を描くことが好きな人がたくさんいます。

3 寮生活が不安ですが…?
 最初は不安になると思いますが、親切な人ばかりですので大丈夫です。チセネシリ寮は、寮生会による自治がしっかりしています。挨拶もできるようになりますし、自分のことは自分でできるようになります。社会人として成長していくためにはよい経験になるでしょう。
 寮では、集団生活をとおして基本的な生活習慣が身につくように指導しています。寮職員が常駐し、教員も平日は午後10時まで、金・土曜日は宿泊もしていますので安心です。

4 工芸科でも大学に進学できるの?
 心配いりません。本校は普通科中堅校並の進学実績を残しています。ほとんどは推薦によるものですが、昨年度は北海道教育大学岩見沢校にも合格しています。クロカン部の生徒は、中央大学(法学部)、同志社大学(商学部)などの難関大学へ進学しています。

5 普通教科の授業は?
 一人ひとりの能力に応じた学習指導により基礎学力の定着に努めています。普通科の高校よりも授業時数が少ないため工夫しています。英語の授業では米国人の指導助手が毎週加わります。

6 部活動は全員加入なの?
 全員加入によって生徒同士や教員との交流を深めます。豊かな心を育むための一つの柱になっています。また砂澤ビッキ美術館では、受付や作品説明などのボランティア活動をしています。希望者だけですが貴重な体験になっています。

7 木の手づくり展って?
 卒業制作の作品を中心に展示します。今年度は6月に旭川市の上川合同庁舎ホール、8月に札幌市の北海道庁道民ホールで展示しました。多くの方が鑑賞され高い評価をくださいました。

8 村に楽しみはあるの ?
 カラオケや映画館などはありません。しかし何ものにもかえがたい美しい自然があります。新鮮な空気、森と川、小鳥のさえずり、列車の音…。その素晴らしさがしだいにわかります。夏は散歩や魚釣り、冬はスキーやスノーボード、村のいたるところに感動がころがっています。

9 不登校なのですが?
 本校の良さは、中学校時代不登校であったとしても、美術工芸が好きであれば入学後いきいきと活動できることです。大切なのは、確かな目的意識を持っているかどうかです。

<「学びの森」平成18年10月28日第12号より>
# by manabinomori | 2006-10-26 10:59 | おと高 学校経営
全国の中学生と保護者のみなさんへ
おといねっぷ美術工芸高校を選ぶ理由は?

b0108779_8163357.jpg1 質の高い教育が受けられる。
 北海道唯一の工芸科として、全国でもトップレベルの作品を制作しています。それを可能にしているのが、①系統性を生かした特色ある教育課程、②意欲に満ちた指導スタッフ、③充実した施設設備、④音威子府村による支援です。
 本校の教育力は、ホールにある作品をご覧になれば一目瞭然です。すべての生徒が、入学時には想像もできなかった作品を制作しています。

2 一人ひとりの個性が生かせる。
 工芸コースと美術コースの設置により、工芸科でありながら絵画やデザインなどの授業も受けられます。工芸コースでは家具やカヌーの制作、美術コースでは油彩や日本画の制作など、多様な科目を設置し、生徒の興味・関心に応じた授業を展開しています。同時に、少人数指導と複数教員配置によるきめ細かい指導体制により、一人ひとりの個性をのばしています。
 また小さな学校の利点を生かし、学校行事や部活動などでは、それぞれの生徒が主役として、いきいきと活動しています。

3 思いやりの心が生まれる。
 本校ではものづくりをとおして粘り強さや豊かな心を育成しています。その結果として、人間としてもっとも大切な「思いやり」の心が育ちます。
 学校行事や部活動での触れ合い、村民や幼・小・中学生との触れ合い、寮生活での家族のような触れ合いなど、心を育てる教育が充実しています。

4 美しい自然に触れられる。
 音威子府の自然の美しさに触れられることは、生徒の心に大きな影響を与えます。植樹祭、森林探訪、炊事遠足などの行事も含めて、生涯忘れることができない貴重な体験ができます。自然は心を育てる大切な教材なのです。

5 大学で学べる。
 4月から北海道東海大学旭川校舎との高大連携がスタートします。大学での講義受講やデザインスクール(2泊3日)への参加、さらには本校での特設授業などを予定しています。高校にいながらにして大学を体験することができます。

6 クロカン部、美術部、工芸部がある。
 クロスカントリースキー部は2年連続日本一になり、NHKで特集番組が組まれ全国的にも注目されています。本校のすぐ隣にスキー場があり、専用バスまで所有しています。恵まれた環境の中で活動できます。
 また、美術部、工芸部も全国大会の常連です。授業とはひと味違う作品を制作し、高文連美術展研究大会、学生美術全道展などで活躍しています。

<「学びの森」平成18年10月28日第12号より>
# by manabinomori | 2006-10-25 07:47 | おと高 学校経営
いじめはどこにでも存在する
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 福岡県の中学校2年生の男子生徒が、いじめられたと遺書を残して自殺をし、こともあろうか担任までもがいじめをしていたことが発覚しました。これは教育現場では絶対あってはならないことです。
 「からかいやすかった」と担任は述べていますが、教師の仕事は、からかわれやすい生徒の立場を理解し、そうならないように指導することのはずです。ところが教師自らやったというのであれば、それはいじめをなくすどころか、助長したことになります。これはある意味で犯罪に近い行為です。このような人間が教師をしていること自体間違っています。
 今回の事件は、教師としての本質的な部分、つまり人間性そのものが問われるケースです。いくら教科指導力や部活動指導力があったとしても、いじめを発見し指導できない教師は不適格ということが証明されたわけです。子どもたちに心豊かな教育をするためには、私たち自身が心豊かな人間でなければならないということです。

 私はこれまで様々ないじめを見てきました。その経験から、大小の差はあるにしても、いじめはどこの学校にも存在すると思っています。それは世界中から戦争がなくならないのと同じです。大人の世界でもいじめは存在します。もしかすると子どもたち以上に悪質かも知れません。極論を言わせていただけば、人間がいる限りいじめはなくならないのです。
 だからこそ、私たちは子どもたちを注意深く見守って行く必要があるのです。ある研修会で「うちの学校にはいじめが全くありません」と豪語した教師がいましたが、それは本当でしょうか。もしかすると気がついていないだけかも知れません。なぜならいじめは、教師からもっとも遠いところで起きているからです。どこの学校にもいじめの要因は存在し、それが何らかのきっかけで発展したり、しなかったりするだけのことです。それを自覚できない教師もまた危険といわざるを得ません。
 いじめは心に傷をつくります。その傷は表面からは見えません。そこがいじめをわかりづらくしているところです。しかもいじめほど一方的な行為はありません。そこには思いやりの心など全くなく、ゲーム感覚で執拗に傷つけ、それを見て楽しむのです。そしてその行き着く先が今回のようなケースです。そうなってしまったら、その子が生きてきた意味も、その子を育ててきた意味も、全て失われます。このように、いじめほど残酷なものはないのです。人としてもっとも許せない行為、それがいじめなのです。

 では、いじめをなくすためにはどうすればいいのでしょうか。それは難しいことではありません。常に子どもたちと接し、その様子をこと細かく観察していればいいのです。必ずその兆候を発見することができます。そして、例え小さなことであったとしても、重大なこととして受け止め、すぐにケアすることです。これで大事には至らずに終わります。ただしここでは、弱者の視点でものを見られることが前提になります。いじめの加害者は「一緒に遊んでいただけです」「ふざけていただけです」と必ずいいます。それに惑わされてはなりません。真っ先に考えなければならないのが被害者の気持ちです。もし被害者が苦痛を感じていたのであれば、それは間違いなくいじめなのです。そのことがわからないと、今回のようなことに発展してしまいます。
 特に気をつけたいのは、教師という仕事は忙しいため、いじめを発見しても後で対応しようとすることです。ところが、いじめは常に動いています。翌日になれば、予期せぬ事態に発展していることだってあるのです。いじめを発見したらすぐに対応する、これがいじめ解決の基本です。
 最後に忘れてはならないのが、保護者との信頼関係を強化することです。子どもたちの情報を保護者から収集していれば、未然に防止できるケースがあります。日頃から家庭とのコミュニケーションを図ることは、学校や担任の教育方針を理解し協力してもらえることにもつながります。仮にいじめが発覚したとしても、協力してスムーズに解決できます。しかし信頼関係がなければ、学校と家庭の関係は泥沼の状態に陥ります。加害者と被害者の関係も同様です。
 
 こうしてみるといじめの問題は、教師の意識の問題であるということがわかります。いじめはどこにでも存在します。そのことをいつも忘れず、一人ひとりの子どもたちに愛情と情熱を持って教育をすることが大切なのです。

<「学びの森」平成18年10月18日第11号より>
# by manabinomori | 2006-10-18 16:04 | おと高&音威子府村
高校で工芸をやりたかった~ 戸間替 信
高文連で「全国推薦作品賞」を受賞した 戸間替 信 君
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 ものをつくることが好きです。
 小さなときから紙とかハサミを使って、
 いろいろなものをつくっていました。

 これは、今年度の北海道高等学校美術展・研究大会において、『全国推薦作品賞』を受賞した戸間替君のことばです。
 戸間替君は、小樽市立北山中学校の出身です。趣味はものをつくることで、小さな頃からペーパー・クラフトなどをつくっていたそうです。今回の受賞は、そういう昔からの興味・関心が、本校に入学して開花した結果ともいえるでしょう。
 高文連で全国に推薦されることは、誰にでもできることではありません。そのためには、アイディア、技術、完成度などが、北海道のトップクラスでなければならないのです。 戸間替君は、一年生でありながらそれを成し遂げました。大変素晴らしいことです。本校にとっても名誉なことです。
 しかし、そのための苦労はありました。夏休み中には50枚のデッサンを描き、顧問の河野先生のアドバイスを受けながら、個性的で、魅力的なテーブルを考え出したのです。テーブルとしては斬新なブロックの配置と、赤と青による色彩のコントラストが、高い評価を受ける要因となりました。これこそが 戸間替君がこだわって取り組んだことです。
 本校に入学するにあたっては、保護者の方の心配もあったようです。本人も寮生活をおくれるかどうか心配だったといいます。しかし、本校の楽しそうな授業を見て、ここならやっていけると確信したそうです。
 校長室で「この高校は、先生と生徒の距離が近くてとてもいい学校です。全国に行けるのは、仲間や先生方のおかげです」と話してくれました。こういうことをいえる生徒だから、このような作品をつくることができたのでしょう。
 
 全国大会の作品を参考にしながら、
 もっと特色のある作品をつくってみたい。
 将来は工芸家としてやってみたい。

 このように、しっかりした考えを持っている戸間替君には、次の目標が見えています。将来、ぜひ音威子府から世界に羽ばたいて欲しい生徒です。

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戸間替君の『Red or Blue』という作品は、工芸作品でありながら、彫刻的な要素も併せ持ち、シンプルで合理的にしがちな「テーブル」というものの概念を、良い意味で裏切った作品です。(顧問 河野 昌一)

<「学びの森」平成18年10月18日第11号より 撮影Sony DSC R1、作品は顧問撮影>
# by manabinomori | 2006-10-18 16:01 | おと高&音威子府村
高文連で戸間替君が全国へ! 学美展で友重君が優秀賞!
 高文連美術展全道大会受賞者
<全国推薦作品賞>
 1年 戸間替 信「Red or Blue」(立体)
<全道優秀作品賞>
 3年 友重 圭司「未完成の思想」(立体)
 2年 田坂  葵「清涼」(平面)
    佐藤  量 「CUBE」(立体)

 学生美術全道展入賞・入選者
<優秀賞>
 3年 友重 圭司(工芸)
(入 選)
 3年 佐々木 睦・本田 昌也(絵画)
    伊藤雄太郎(工芸)
 2年 清武  昌・酒井由葵絵・佐々木茉那・
    杉本 大幸・田坂  葵・西高 詩乃・
    増田  琴・箭原  萌(絵画)
    大崎 育成・佐藤  量(工芸)
 1年 飯村 大吾・竹田けいこ・洞口 友香・
    向平  藍・吉成  岳(絵画)
    佐藤 将仁・森  勇気(工芸)

 小樽市で開催された高文連美術展全道大会において、戸間替 信 君の立体作品「Red or Blue」が<全国推薦作品賞>を受賞しました。1年生の作品が全国に推薦されるというのは快挙です。また<全道優秀作品賞>に3名の作品が選出されました。本校は全国大会の常連校であり、その期待とプレッシャーもあります。その中でこれだけの作品が入賞したということは素晴らしいことです。
 札幌市民ギャラリーで開催された学生美術全道展においては、友重 圭司 君の工芸作品が<優秀賞>を受賞しました。友重君は、2年生で高文連の全国推薦作品賞、3年生で高文連の全道優秀作品賞、学美展で優秀賞と、まさに北海道の高校生としてトップクラスの活躍を続けています。これがスポーツの大会ならスターになってもおかしくないぐらいです。また、絵画部門で15名、工芸部門で5名が入選を果たしています。こちらも大活躍でした。
 みなさんの努力に拍手を贈りたいと思います。

<「学びの森」平成18年10月17日第10号より>
# by manabinomori | 2006-10-16 15:01 | おと高&音威子府村
全員が主人公~音威子府小学校の学芸会
 先日、音威子府小学校の学芸会を見させていただき、今まで経験したことのないような新鮮な感動を覚えました。札幌の小学校の学習発表会は、仕掛けが大がかりで、合唱・器楽・劇などのレベルも高く、ちょっとしたコンサートのような様相です。しかし、いつも何かが欠けていると思っていました。それは、学年としてのまとまりは見えても、子どもの個性が見えないということです。
 音小の学芸会では、一人ひとりの子どもの声や表情をしっかり感じとることができます。主役であろうが、脇役であろうが、子どもたちはそれぞれの場面で、きらきらと輝いています。まさに全員が主人公で、お互いに協力し合っているのです。これはとても大切なことです。そして、保護者のみなさんが、温かく子どもたちを応援しています。この連帯感が音小の学芸会の素晴らしさです。
 高学年の器楽は、選曲も素敵で、人数の少なさを感じさせない力強い演奏でした。劇「オールウェイズ~4丁目の朝日~」は、子どもたちのオリジナル作品ですが、とても感動的な構成です。演技はもちろんのこと、バックに描かれた絵も印象に残りました。PTAによる合唱も良い企画です。ギター演奏に合わせた「大きな古時計」は、間違いなく子どもたちに感動が伝わったと思います。ありがとうございました。
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<「学びの森」平成18年10月17日第10号より 撮影Snoy DSC-R1 >
# by manabinomori | 2006-10-16 14:52 | おと高&音威子府村